2014年6月25日  
 

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89歳の日本人記者、10回目のW杯取材 「サッカーが日本を救う」 (2)

 2014年06月25日16:34

賀川氏のインタビューは以下の通り。

――――最も印象深いW杯は?

最も印象に残っているのは1974年の西ドイツ大会の決勝だ。ヨハン・クライフ率いるオランダとフランツ・ベッケンバウアー率いる西ドイツ。あの大会を境に、サッカーの戦術が古典から現代サッカーへと変わっていった。このスタイルの代表格がオランダで、世界に向けて全員攻撃・全員防御のトータルフットボールを展開した。これは、サッカー界に大変大きな影響を与え、ここから今日見られる現代サッカーの戦術が生まれてきた。当時のW杯の決勝戦で、初めて自分の目でこの現代サッカーの戦術を見たことで強烈な印象が残っている。

――――中国のサッカーにはどんな印象を持っているか?

1930年、日本が初めて中国と引き分けた時、私の先輩は涙を流して喜んだ。この時から、日本は中国を追い抜かそうと努力を始めた。当時の日本サッカーの戦術スタイルである、パスワークを基本とするポゼッションサッカーは現在の日本サッカーにも継承されている。

――――長い記者人生を支えてきたのは、どのような信念によるのか?

野球が一番人気のスポーツである日本で、長くサッカーの報道に携わってきたものとして、日本人はサッカーというスポーツを通して、貴重な国際感覚や世界の一員としての意識を身に付け、世界で活躍する人になって欲しいと願っている。

――――今回のW杯でどのチームが優勝すると思うか?

当然、ブラジルが1番の優勝候補だろう。

――――あなたが考えるサッカーとは?

スポーツという概念の本来の意味は、選手にとっては、規則を遵守して楽しくプレーすることで、サッカーファンにとっては、試合を心ゆくまで楽しむこと、記者としては、皆と楽しく集い、サッカーが与えてくれる喜びを全世界に伝えることだと考えている。(編集MZ)

「人民網日本語版」2014年6月25日


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