2014年7月17日  
 

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珠江-西江経済ベルト計画が認可 新たな成長極に

人民網日本語版 2014年07月17日14:23
珠江-西江流域は長江流域に次ぐ国内で2番目の河川流域であり、広東省の4市、広西チワン族自治区の7市を通過する。川上は雲南省と貴州省の4市に通じ、流域人口は約1億2千万人に上る。

中国政府網は16日、国務院が珠江-西江経済ベルトの発展計画を認可したこと、および国務院が「珠江-西江経済ベルト発展計画」に原則として同意したことを明らかにした。これにより、珠江-西江経済ベルトは国の戦略に格上げされた。この経済ベルトには、広西チワン族自治区の南寧、柳州、梧州、貴港、来賓、百色、崇左と、広東省の肇慶、雲浮などのエリアが含まれる。広東と広西の2つのエリアにまたがった国家レベルの経済計画だ。「21世紀経済報道」と「南方日報」が伝えた。

西江の上流には広大な内陸部の土地と豊富な資源を擁する雲貴高原があり、下流は珠江の水路ネットワークに通じ、香港や澳門(マカオ)に流れている。南中国海を通れば経済が躍動する東南アジアの国際市場に直接行くことができ、さまざま資源が集約された「金のベルト」だといえる。

ここ数年来、国務院や国の関連部門は同自治区の北部湾経済区の計画、珠江デルタ地域の改革発展計画、雲南省が南西エリアに向けた開放の重要な橋頭堡の建設を加速させることを支援する意見といった、珠江・西江ルートと関連がある省・自治区の戦略計画や意見を相次いでうち出してきた。さきには長江経済ベルトが国の戦略に明確に格上げされており、同委の範恒山副事務局長の分析によれば、このたびの国のエリア計画では、中西部、沿海部、内陸部が連動して発展すること、また大型河川沿いと陸上の幹線交通が率先的に発展することにより重視されているという。

こうした背景の下で、珠江-西江経済ベルト発展計画が認可されたことは、中国で省や自治区の枠を越えた河川流域の経済協力や経済発展の新たなモデルが模索されていることにほかならない。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年7月17日

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