山東衛視が11日夜に放送した番組「中国面孔」で、一代の梟雄・曹操の素顔が復元された。復元された曹操は子孫の顔に似ており、専門家からも認められている。斉魯晩報が伝えた。
似顔絵捜査専門家で、辛追夫人や大汶口遺跡の頭蓋骨を復元したことのある趙成文教授は復元技術を使い、曹操の素顔を復元した。復元された曹操の顔には、乱れた眉毛、鼻の突起、額の傾きといった三つの特徴がある。文献の曹操の素顔に関する記述、遺伝学者の曹操の子孫のDNA分析、曹操の数千人の子孫の顔の特長の分析により、曹操の顔が復元された。
子孫の顔から、1800年以上前の祖先である曹操の顔を復元することは、学術界の専門家からも認められている。復旦大学生命科学学院人類・人類遺伝学部の李輝教授は、「曹操の子孫には共通するY染色体があるが、その遺伝子はヒトの顔に一定の影響を及ぼす。彼らに共通する特徴から曹操の顔を復元することで、興味深い結果が導き出される」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月14日