新興5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ。BRICS)による第6回首脳会合が今月の15日と16日にブラジルで開催される。外部の予測によると、今回のサミットでは設立の呼びかけがなされて久しいBRICS開発銀行がついに設立され、資本金は500億ドル(約5兆815億円)になることが見込まれるという。中国外交部(外務省)の李保東副部長は7日に行われたメディアブリーフィングで、まもなくブラジルで開催される会議は、BRICS開発銀行の設立を発表するよい機会になると述べた。「新京報」が伝えた。
▽BRICS銀行は世界銀行やIMFのようなもの
BRICS開発銀行のコンセプトは2012年に提起された。英国紙「フィナンシャル・タイムズ」は当時この構想を、RICS開発銀行は1991年の欧州復興開発銀行(EBRD)設立以降に設立される、初の重要な多国間融資機関になると評した。13年3月に行われた第5回BRICS首脳会合で同銀行の設立が決定され、これによりBRICS国家間の相互決済や貸出業務を行いやすくし、ひいては米ドルやユーロに対する依存度を引き下げることになった。
海外メディアは、BRICS銀行は世界銀行や国際通貨基金(IMF)のようなものと評価する。また各方面は、BRICS指導者の6回目の会合で同銀行が設立され、資本金は500億ドルに上ると予測する。
李副部長このたびのブリーフィングで、今回の首脳会合は「BRICS開発銀行の設立を発表する重要な機会になる」と述べ、BRICS各国はこの銀行について「幅広い共通認識」に迅速に達したが、一連の具体的な技術的問題についてはさまざまな考え方があり、目下詳しい話し合いが行われていることを明らかにした。