誰でも、何かが「怖い」と感じることがあるものだ。しかし、一部の人達は、恐怖感に生活のペースを崩されてしまうということもあるようだ。米国のあるサイトがこのほど、「変わった恐怖症トップ10」を投稿し、話題になっている。うち、6つを以下に紹介する。中でも姑恐怖症が最も一般的だろう。広州日報が報じた。
姑恐怖症
「恐怖症」の中でも最も一般的なのがこの「姑恐怖症」で、結婚している人なら誰でも経験があるだろう。姑にいいところを見せたいと思うと、この「恐怖症」に襲われる。そして、姑に納得できないことなどを言われた時には、恐怖感が一層大きくなる。
ノモフォビア
携帯が「圏外」になったらどんな気持ちになるだろう?携帯の電源を1日オフにすることができるだろうか?現代社会の中で、携帯の電池がなくなったり、携帯をなくしたり、圏外になったりすると、多くの人が「恐怖感」に襲われる。このような症状は、携帯電話がないことに恐怖を覚えるという意味の「Nomophobia(ノモフォビア)」と呼ばれている。
鏡恐怖症
鏡恐怖症には主に▽鏡に対する恐怖感▽自分の姿を見ることへの恐怖感――の2つがある。ハンガリーの精神分析医・フェレンツィ・シャーンドルは、この恐怖症の原因を「自分を知り、自分の姿が表面化することへの恐怖」と分析している。この種の人々は、鏡を見るのが嫌いで、自分を直視したり、自分の姿が表面化したりすることを恐れる。そして、塞ぎがちになり、自閉症になってしまうことさえある。
人形恐怖症
人形恐怖症の患者は、グロテスクな人形だけでなく、さまざまなタイプの人形に恐怖感を覚えるようになる。患者は、「人形は実際の生物を不気味な姿で表している」と感じるようになるため、ロボットや人体の模型なども怖がるようになる。同恐怖症の理論はオーストリアの精神分析学者・ジークムント・フロイトが提唱し、1970年には、ロボット工学者の森政弘・東京工業大学名誉教授が人間のロボットに対する感情的反応「不気味の谷現象」を提唱した。
会食恐怖症
外食・会食など、外で食事をするときや、誰かと一緒に食事をするとき、吐き気やめまいがしたり、飲み込むことができなくなったりしたことがあるだろうか?もしあるなら、会食恐怖症かもしれない。同恐怖症は比較的男性に多く、失言することを恐れる。実際には、多くの現代人がこの恐怖症を患っている。昔は厳格な会食のマナーがあったため、人々は食事に集中することができたが、現在はそうではないため、これは「現代病」の1つと言えるかもしれない。
道路横断恐怖症
にぎやかな大都市にある大企業に働いている人が、自分一人では怖くて道路を横断できないという場面を想像してみよう。これは決して冗談ではない。車がたくさん通っている道路を横断するのが怖いという人は確かにいる。これは最も一般的な恐怖症ではないが、ある調査によると、このような症状に悩まされている人が確かに存在する。この種の恐怖症は、車が怖いというのではなく、本当に道路を横断するのが怖いのだ。中には、郊外の広い一方通行の道を通ったり、十字路を渡ったりするのが怖いという人もいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月16日