世界最高の寿司職人と呼ばれる小野二郎さんが8月に、北京に寿司店をオープンさせる。ただ、北京店で寿司を握るのは二郎さんではなく、次男の小野隆士さんのほか、二郎さんの下で10年以上の経験を積んだ水谷八郎さんら2人の寿司職人だ。北京店では一人当たりの代金は200-300元(3300-5000円)となる見込みで、銀座本店の約3万円よりかなり安い。メニューは「おまかせ」のみで、座席数は十数席。中国新聞網が米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の12日の報道を引用して報じた。
二郎さんの「すきやばし次郎」は東京に2店舗を構える。銀座の本店はミシュランの3つ星を獲得した有名店。一方、六本木ヒルズには隆士さんが切り盛りする店がある。そして、3店舗目となる北京店で、初めての海外進出を果たす。
中国や海外の料理チェーン展開に長く投資してきた起業家のJohn Zing氏は、「次郎ブランド」の海外展開に向け、これまで約80万ドル(約8100万円)を投資したという。Zing氏によると、海外展開に積極的な隆士さんが北京店の開業を主導している。