四川省松潘で野生のハナジカを発見

ハナジカ（梅花鹿）は国家1級重点保護野生動物で、「国際自然保護連合（IUCN）」の2008年の絶滅危惧種レッドリストに登録されている。四川省松潘県毛爾蓋地区でこのほど、メスのハナジカ2頭が道端で草を食べている貴重な瞬間が偶然、カメラで撮影された。ハナジカは森林周辺や山地の草原地域に生息し、主に中国、日本、ロシアに分布する。中国新聞網が伝えた。

現在、野生のハナジカは中国では絶滅の危機に瀕した動物で、総数は1千頭以下と見られる。華北亜種と山西亜種はすでに絶滅しており、華南亜種が安徽省、浙江省、江西省の境目に約200頭、広西壮（チワン）族自治区に100頭近く生息している。四川亜種は四川省北部と甘粛省南部に約500頭生息している。（編集YH）

「人民網日本語版」2014年7月18日