日本で中国料理は「中華料理」と呼ばれ、大いに人気を博しており、街の至る所に多種多様な中華料理店がある。大阪中央区で中華料理店を経営している許士超さんは取材に対して、「日本で中華料理店を経営するなら、日本人の好みに味を合わせながらも、中国料理の伝統的な作り方を保たなければならない。そのどちらも不可欠」と語っている。新華網が報じた。
許さんが経営する中華料理店の名前は「興隆園」。2階建ての店舗の1階は一般客用で、2階は主に各種宴会用に使われている。提供しているのは、淮河と揚子江の中下流域一帯の淮揚料理に源を発する上海料理。2000年12月にオープンしてから、経営はずっと順調で、客のほとんどが近所の住民やサラリーマンを含む日本人だ。文教地区の合唱団などの団体客も頻繁に訪れるという。同店で最も人気なのは特製水ギョーザやはるまきだ。
許さんは取材に対して、「中国料理は色合い、香り、味、雰囲気、形などを追求する。具体的に言うと、材料選びや調理、火加減、味付けなどだ。当店は開業後、うす味が好きな日本人の特徴に合わせて味付けを調整した。それでも、中国料理の基本的な材料選びや作り方は変えていない。当店の料理の味は、中国の中国料理とは少し違うが、日本人には受けがいい。例えば、近くの合唱団のメンバーは中国でも公演をしたことがあり、本場の中国料理を食べたことがある。でも、うちの料理のほうがおいしいと言っていた」と語った。
許さんによると、興隆園には、日本でも10年以上の経験がある中国人コック2人がいる。また、定期的に料理を調整したり追加したりしているほか、許士さん自身も機会があれば神戸や横浜の中華街や中国の料理店から最近人気となっている料理などを教えてもらい、メニューに加えているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月22日
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