「科学中国人2015年度人物」がこのほど、北京市で発表された。中国科学院院士、第三世界科学アカデミー(TWAS)院士の徐至展氏は、レーザー物理とレーザー核融合の研究により「終身成果賞」を受賞、上海交通大学元学長の謝縄武氏は「傑出大学学長賞」を受賞した。光明網が伝えた。
「科学中国人年度人物」は、中国科学技術協会が発行する科学雑誌「科学中国人」が選出し、中国の科学技術発展に多大な貢献を成し遂げた人物を表彰している。2002年より始まった同賞はこれまでに袁隆平氏、屠■■(■は口へんに幼)氏、潘建偉氏、施一公氏ら優秀な科学者たちに授与されている。
例年と比べ、今年は審査段階で若い世代の科学技術人材に注目し、70年代生まれ、80年代生まれの科学者の割合が40.68%に上昇。受賞者には「幽霊粒子」の存在を証明した中国科学院物理研究所研究員の方忠氏、国産大型旅客機「C919」チーフデザイナーの呉光輝氏ら、有名な科学研究者たちが選ばれたほか、有人宇宙事業有害ガス検査装置プロジェクトを担当する、南開大学現代光学研究所所長の劉偉偉氏など、70年代生まれ、80年代生まれの若い世代の科学技術人材が選ばれている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年6月30日
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