南中国海問題について日本の高官が最近再び発言したことについて、中国外交部(外務省)の洪磊報道官は28日の定例記者会見で「日本側の発言は南中国海情勢の緊張を大げさに宣伝し、誇張する良からぬ魂胆を反映している。日本側が南中国海問題において不名誉な記録を更新しないことを望む」と表明した。
【記者】報道によると、日本の杉山晋輔外務事務次官は昨日、日本は南中国海仲裁裁判を緊密に注視しているとして、日本が単独またはG7やASEANと共に発言することは適切との考えを示した。これについてコメントは。
【洪報道官】日本高官の発言からは、日本側の一部が情勢の緊張を絶えず大げさに宣伝し、誇張し、世界の混乱をひたすら望んでいることが見てとれる。南中国海問題において日本には不名誉な過去の記録がある。日本がこうした記録を更新しないことを望むとともに、地域の国々が日本のやり方に対して高度の警戒を続けることを希望する。
日本は様々な方法で南中国海問題への「懸念」を表明している。これに対して中国側は強い不満と断固たる反対を繰り返し表明してきた。今年5月の記者会見で洪報道官は「南中国海問題において日本はほとんど頑なに『存在感』を示そうとしている。だがそれが示したものは日本が第2次大戦時に中国の南中国海の島や礁を不法に侵略・占領した良からぬ過去であり、現在の南中国海問題における良からぬ魂胆に他ならない」と表明した。(編集NA)
人民網日本語版」2016年6月29日
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