今の中日関係は数年前と比べてやや改善した。中でも最も顕著な変化は、中日間の観光交流がますます頻繁になっていることだ。第1回世界観光発展会議が18日に北京で開幕するのを控え、観光を通じた中日友好交流の促進に長期的に取り組んでいる日本全国旅行業協会会長で衆議院議員の二階俊博氏に人民網記者がインタビューした。二階氏は中日の観光交流発展について「口で言うだけでは駄目。もっと心底自信をもってやらなければ」と述べた。人民網が伝えた。
自民党総務会長の二階氏は、対中友好関係の発展を積極的に提唱する日本政界の要人だ。二階氏は2000年以降、数回にわたり日本の観光業関係者を含む大型代表団を率いて中国を訪れている。中日関係がまだ相対的に困難な時期にあった2015年5月には、日本の観光業界関係者約3000人をつれて訪中し、習近平主席と会見した。この訪問は中日関係改善の確かな証拠となった。
中国の社会経済の発展に伴い、中国の観光業も大きな進歩を遂げた。中国国家観光局が発表したデータによると、2015年に中国を訪れたインバウンド客はのべ1億3300万人(前年比4%増)、国際観光収入は1136億5千万ドル(同7.8%増)に達した。一方、海外旅行に出かけた中国人の数はのべ1億2千万人(同12%増)、観光消費は1045億ドル(同16.7%増)に達した。これについて二階氏は中国の観光業への熱心な取り組みを高く評価したほか、「中国は人口が多く、膨大な面積を持つ。この中国が観光に取り組むことで、それだけ動きが活発になる」と述べた。
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