2008年北京五輪の聖火リレーが日本で行われた唯一の都市は東京でも京都でもなく、長野県だった。この人口わずか210万人余りの都市ではかつて1998年に第18回冬季五輪とパラリンピックが行なわれた。長野県は日本のスキー場としても有名だ。人民日報が伝えた。
冬季五輪は多くの恒久的な大型スポーツ施設を残した。「施設の運用は成功しており、自分で収益を得ることができる」。施設の担当者、太田亜矢子さんは語る。毎年11月から翌年3月まで同館では厚さ5センチの氷を張ってスケートリンクにしている。現地の大型スポーツ施設として様々なイベントがここで行われ、市民は無料で見学することができる。日本の国家代表チームのトレーニング地であるだけでなく、小学生のスケート教室でもある。
1998年の冬季五輪は長野の国際的影響力を急激に高めた。長野県日中友好協会の西堀正司理事長は、世界各地から来た人と広く交流することで「長野の人たちは従来の偏狭な意識を捨て、視野がより広がった。そのため長野の国際化が大きく推進された」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月29日