2014年7月28日  大暑
 

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日本の民間団体が第2次大戦時に相模ダム建設で殉難した中国などの労働者を追悼

人民網日本語版 2014年07月28日13:37

 日本の民間団体「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」は27日、第2次大戦時に相模ダム建設のために殉難した中国などの国の労働者の追悼会を、神奈川県相模湖交流センターで行った。猛暑にもかかわらず、日本の民衆、在日華僑団体代表などを含む数百人が出席した。

 同委員会は1979年以降毎年7月に追悼会を行っている。相模ダムは日本初の多機能人造湖として1940年に建設が始まり、1947年に完成。神奈川県民にとって不可欠の飲料水の水源、発電所となっている。相模ダムを建設した労働者のうち、300人余りは中国侵略日本軍によって強制連行された中国人だった。極めて劣悪な労働環境に非人道的虐待が加わり、建設中に中国人28人を含む83人が命を落とした。

 「日本軍国主義者の発動した中国侵略戦争は中国の民衆に深刻な災禍をもたらし、日本の民衆にも不幸をもたらした。戦争中に中国人労働者数万人が日本に連行され、劣悪な環境の中で重労働に従事し、多くの命が異国で失われた。本日の追悼会は私たちが過去を忘れず、歴史を追想するうえで重要な意義がある」。在日本中国大使館の孟素萍一等書記官は追悼会でこう語った。

 横浜華僑総会の符順和常務理事は「私たちは毎年ここで追悼式を行い、戦争がないことを祈っている。だが世界ではまだ戦争が続いている地域があり、日本政府も平和憲法の精神に反して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を強行した。侵略戦争の史実の改竄を試みる日本政府の挙動も憂慮される」と述べた。

 橋本登志子さんは1976年以来、第2次大戦中に中国人労働者が虐待されたという余り知られていない歴史を地元の人々に紹介すべく尽力し続けている。橋本さんは人民日報の記者に「現在日本政府は史実を直視していないが、私たち日本の民衆は中国との友好的つきあいをとても望んでいる。私は追悼会を行うことで、より多くの人があの悲惨な歴史を知り、歴史の悲劇が繰り返されないようにすることを望んでいる」と語った。


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