中国の消費者は2015年から、低価格で高品質のチリ産チェリー、ブドウ、サーモン、豚肉を購入できるようになる。中国の衣料品、家電、靴、玩具などの製品も海を渡り、チリ国民が好んで選択する用品になる。
◆旅行が便利に
APEC加盟国には、ビジネスマンの間で「神器」とも称される「APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)」が配布される。APEC加盟国のビジネスマンは1996年より、ABTCの申請が可能となった。有効期間は3年間で、カード所持者はノービザでAPEC加盟国間を自由に行き来できる。アジア太平洋では現在、ABTCの所持者が20万人以上に達している。中国の所有者数は、APEC全体の18%に上る。
中国人の2013年の旅行先トップ10カ国のうち、8カ国はAPEC加盟国だった。ニュージーランド、マレーシア、タイ、アメリカ、オーストラリアなどは、中国人の間で人気の旅行先・留学先・出張先だ。APECの枠組み内での観光業の協力は、常に重要な取組内容となっている。二国間の旅行を便利にする措置の可決と実施には、この多国籍枠組みによる後押しが不可欠だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月12日