中国外交部(外務省)の王毅部長(外相)は国家会議センターで8日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のため北京を訪問中の日本の岸田文雄外相と会談した。新華網が伝えた。
王毅部長は、「中日双方は7日、現在の両国関係が直面する主な問題の適切な処理に関する4つの原則的共通認識を発表した。これは中日関係の改善に向けた重要な一歩だ。鍵となるのは、日本がこれに真剣に対応し、しっかりと遵守し、着実に実行することだ。日本側はこれを基礎として真剣に反省し、両国関係の健全な発展に悪影響を及ぼす真の根源を探し出し、解決する決心を下す必要がある。根本から問題を解決してこそ、穏健に進み、長く持続することができる。日本は正しい歴史観を持ち、過去の侵略行為や理論を一刀両断し、これらと徹底的に決別すべきだ。中国の発展を正しく認識し、中国の発展に正しく対応し、積極的な対中政策を実施すべきだ。各方面が認可・支持する平和的発展の道を引き続き堅持すべきだ。日本が適切な措置を講じ、両国関係の改善と発展のために積極的な要素を絶えず蓄積していくことを望んでいる」と指摘した。
岸田外相は「4つの原則的共通認識は日中関係の改善にとって非常に重要となる。着実な実施に向けて努めていく。中国と共に、両国関係改善の勢いを維持していきたい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月9日