国際連合世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センターの観光情勢と見通しをめぐる第8回フォーラムが、10月13日から15日にかけて広西チワン族自治区桂林市で開催されている。UNWTOの祝善忠執行主任はフォーラムで、「中国の観光産業の発展は力強い勢いを保ち、2012年に世界の観光市場で最大の観光客供給元になると、13年もこの地位をしっかりと維持した。13年の中国の海外旅行観光客数はのべ9800万人に達し、世界の観光経済への貢献額は1290億ドル(約13兆8133億円)に上った」と述べた。「新華網」が伝えた。
UNWTOがまとめた統計データによると、13年の世界の海外旅行観光客数は前年比5%増加してのべ10億8700万人に達した。世界の海外旅行観光収入は、12年の1兆780億ドル(約115兆4322億円)から、13年は1兆1590億ドル(約124兆1057億円)に増加した。
UNWTO観光市場情勢プロジェクトチームの技術調整担当者ミシェル・ジュリアンヌさんは、「世界の中で、中国の動きには特に目を見張るものがある。現在、中国は世界の観光客が真っ先に選ぶ四大観光旅行目的地の一つであり、また世界4位の観光収入国でもある。13年も中国は世界観光旅行市場における最大の観光客供給元の地位をしっかりと維持した」と述べた。
UNWTOが発表した最新の世界の観光情勢・見通し報告書では、中国は今後数年間、継続して世界の海外旅行観光客供給市場を牽引する見込みであり、14年の海外旅行観光客の増加率は16%前後に達すると予測されている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月15日