2014年10月21日  
 

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中国は訪中旅行で世界4位 3大観光客出身国は韓日露

 2014年10月21日15:13

中国観光研究院は20日に北京市で、「中国入境観光(訪中旅行・インバウンド国際観光)発展年度報告2014年」の発表会と入境観光イノベーション発展フォーラムを開催した。参加した専門家や学術関係者は、市場の全体的状況、観光客供給源の構造にみられる特徴、世界の海外旅行、観光客供給源の発掘、地域的特徴、今後の可能性の方向性といったさまざまな視点から、中国の入境観光市場を深く読み解いた。

▽低下傾向に歯止め

統計によると、2013年に中国が受け入れた外国人観光客数はのべ1億2907億7800万人で、前年比2.51%減少し、市場規模は世界4位となった。1~3位にはフランス、米国、スペインが並んだ。外国人観光客による外貨収入は516億6400万ドル(1ドルは約106円)で同3.27%増加し、米国、フランス、スペインに次ぐ世界4位だった。訪中外国人観光市場は国内外のさまざまなマイナス要因の影響を受けたが、のべ受け入れ観光客数と外貨収入を総合的にみれば、継続的な低下傾向に歯止めがかかったといえる。

13年の訪中旅行の10大観光客供給源は多い順に、韓国、日本、ロシア、米国、ベトナム、マレーシア、モンゴル、フィリピン、シンガポール、オーストラリアだった。今年は韓国からの観光客がのべ430万人に達するとみられる。同報告によると、訪中外国人観光市場が全体として低下傾向にある中、13年はタイからの観光客がのべ65万1700人で同0.63%増加したほか、英国からの観光客ものべ62万5千人で同1.07%増加し、フランスものべ53万3500人で同1.66%増加した。

現在、訪中外国人観光客の消費水準は相対的に低く、消費額501~3千ドルの層が70%を超える。13年の外国人観光客の満足度指数は75.64で、これは「基本的に満足したレベル」に相当する。訪中外国人観光客は中国の観光地の都市建設、都市管理、公共サービス、産業サービスに対し、「向上が待たれる」という評価を下している。

同報告の統計によると、外国人観光客が中国を訪れる目的では、「中国の特色ある文化を理解したいから」が多く、どんな旅行をしているかでは風光明媚な山水など自然の風景を楽しむ旅、文化や芸術を味わう旅、文化財や名所旧跡を訪ねる旅、グルメの旅、ショッピングの旅などが主流だ。昔からの有名観光地である北京、西安、上海、桂林、広州、華東、華北、長江三峡などが、引き続き入境観光市場の中心に位置している。

▽ノービザが訪中旅行を後押し

現在、北京、上海、広州、成都、重慶、瀋陽、大連、西安の各市で、72時間以内の滞在であれば通過ビザ(トランジットビザ)を免除する措置(ノービザ措置)を打ち出しており、対象国は51カ国に上る。同報告の予測によると、ノービザ措置や免税措置を含む観光旅行の利便化政策が、訪中旅行の発展に新たな活力を注入することになるという。また同報告は、新しいメディアやイベントマーケティング活動が、訪中旅行の営業販売や普及推進における新たな手段になると指摘する、。観光市場関連部門は、新メディアの精度の高さをよりどころとして総合的なメディア上の営業販売プラットフォームを構築し、オンラインとオフラインの営業販売を同ペースで展開し、オンラインとオフラインが立体的に組み合わさった営業販売システムを構築することにより高い関心を寄せている。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年10月21日

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