商務部(商務省)の沈丹陽報道官は18日に行われた定例記者会見で、今年1~10月には国内の投資家が世界の154カ国・地域にある海外企業4977社に直接投資を行い、投資額は累計818億8千万ドル(1ドルは約118円)に上り、前年同期比17.8%増加したことを明らかにした。前年10月に行われた大規模プロジェクトの影響により、ロシアへの投資が78.8%減少した。中国経済網が伝えた。
今年1~10月の国内投資家による154カ国・地域の企業4977社への直接投資は累計5031億5千万元(1元は約19.2円)に達した。米ドル建てで計算すると818億8千万ドルで同17.8%増加した。10月単月の金融分野を除く対外直接投資は425億2千万元で、米ドル建てでは69億2千万ドルとなり、同12.2%減少した。10月末現在、中国の非金融分野の対外直接投資は累計3兆8400億元(約6253億ドル)に達した。
1~10月の大陸部から香港地区、東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、オーストラリア、ロシア、日本など7つの主要エコノミーへの投資は608億2千万ドルに上り、同期の対外直接投資全体の74.2%を占めた。このうち香港地区への投資は22%増加し、EUへの投資は192.6%増加し、日本への投資は128.6%増加した。ASEANへの投資は39億9千万ドルで同3.9%増加し、対米投資は41億9千万ドルで同30.5%増加し、オーストラリアへの投資は同16.7%減少した。前年10月の大規模プロジェクトの影響で、ロシアへの投資は78.8%減少した。
1~10月の地方企業による対外直接投資は323億9千万ドルで同33.1%増加し、同期の対外直接投資全体の39.6%を占め、割合が前年を4.6ポイント上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年11月21日