2014年11月19日  
 

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4つの共通認識を否定すれば、日本は国際社会からの信頼を失う

人民網日本語版 2014年11月15日11:32

近頃、日本の一部の官僚は再び中日関係のタブーを犯し、やっと希望が見え始めたかと思われた両国関係に、暗い影を落とした。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

中日関係のタブーは、主に2つの面に関わる。まず1つは、歴史問題に対する日本の態度。もう1つは、領土問題に対する日本の立場だ。安倍首相は就任後、日本の侵略の歴史を幾度も否定しようと試み、戦後の国際秩序から脱却しようとした。また、釣魚島(日本名:尖閣諸島)を巡る領有権問題は存在しないと主張している。この2つの問題は、中日関係の正常な発展を妨害してきた。

両国はそれでも努力を通じ、意見の相違を埋め合わせ、積極的な進展を得た。11月7日、中国の楊潔チ国務委員は訪中した谷内正太郎・国家安全保障局長と会談、双方は4つの共通認識で合意に達した。この4つの共通認識には、双方が「歴史を正視する」という精神でもって、両国関係に悪影響を与える政治的障害を克服することが盛り込まれているほか、釣魚島に関して「中日が異なる見解を有している」ことも明記されている。

その3日後、習近平主席は人民大会堂で、APEC首脳会議への出席のために訪中した安倍晋三首相と会談した。中日関係の雪解けに向けた期待が一気に高まった。


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コメント

最新コメント

人民網ファン   2014-11-18182.249.245.*
おそらく、この一悶着の理由は日本人の「本音と建前」による。「アクカイック・スマイル」ともいうが、「不気味な日本人の微笑み」である。習近平主席さんも、安倍首相との会談で・・・安倍首相さんの微笑みに、何かしら不気味さを感じて緊張したに違いない。日中間の外交戦のみならず、日米間のTPP交渉がまとまらないのも、この理由による。アメリカ人はズバッと要求を提示するが、日本人はまず建前である。まことに外国人からすれば扱いにくい人種ではある。本文の内容にありますように、中国側が、やきもきされるのも無理はありません。また中国には「三略」に、「柔能く剛を制する」という諺があります。この精神性は、日本において、歴史上、さらに進化して開花したようです。日本では柔道が生まれたように、国民性はまことにしなやかです。他国から見れば、国民性は油断ならないとみえるでしょう。同じ日本人として、この二つの特徴的な国民性が論評にありますように、歴史上、駄目なのか、優秀なことなのかはわかりません。ただ、中国人民、習近平主席さんには、心情的に苦労をかけさせますと言うしかありません。まことに、ごめんなさい。