赤信号は「止まれ」、青信号は「進め」の合図だ。歩行者が横断歩道を安全に渡ることを保障する「神器」となる「横断歩道スマート・ガードレール」がこのほど、浙江省温州市の市街地交差点にお目見えした。銭江晩報が伝えた。
「門」のような形をしたこの装置は、赤信号から青信号、青信号から赤信号に変わるたびに、横断歩道の縞模様と同じ幅の赤い手すりが上昇・下降する。下降する時には、歩行者の安全を確保するため、「黄色い線のところまでお戻りください」という音声アナウンスが出される。
この装置は、市民が横断歩道を渡る際の規範化を進め、「中国式道路横断」を抑制する目的で、温州市街地の歩行者数がかなり多い交差点に設置された。
〇横断歩道で赤信号が明るくなり始めると、5秒以内に手すりが降下、歩行者の横断をしっかり遮る。
「スマート・ガードレール」は、一見したところ「門」のようで、門柱と門柱の間に、1本の上下に動く手すりがある。上部には雨除けのひさしが備え付けられている。信号灯の色の変化に伴い、手すりが自動昇降する仕組みだ。
青信号の間、手すりは上がっており、歩行者はスムーズに道路を横断している。赤信号に変わると、手すりは自動的に下がり、横断歩道を無理やり渡ろうとする人をしっかり遮る。
横断歩道で交通管理の仕事を行うこの「神器」があれば、横断歩道は秩序通りに問題なく利用される。当番の交通警察官は、「歩行者が信号を無視して横断歩道を無理に横切るという現象は起こらなくなった。この神器は、自転車や電動自転車の信号無視に対する管理効果も極めて大きく、自動車も、よりスムーズに通行できるようになった」と述べた。