オーストラリア第3の都市ブリスベンで2日間の日程で行われていたG20首脳会議は16日、首脳宣言を採択して閉幕した。会議は「ブリスベン行動計画」を採択し、世界経済の成長引き上げ、雇用創出、および貿易の自由化推進のため、1000件あまりの具体的措置を打ち出した。新京報が伝えた。
【焦点1】新たな成果
成長引き上げと雇用創出、より活力ある世界経済の構築および国際機関の強化が、今年のG20議長国オーストラリアの定めたテーマであり、首脳宣言はこれらのテーマにおける各国首脳の共通認識を総括した。
オーストラリアのアボット首相は記者会見で「首脳会議はブリスベン行動計画を採択した。今後5年間、もし各国政府がこの計画をしっかりと貫徹すれば、世界経済のGDPは現在の予測額と比べ2.1%、2兆ドル引き上げられ、数百万の雇用を創出する」と述べた。
成長引き上げと雇用創出のため、各国首脳はインフラ投資の拡大で合意した。アボット首相はグローバル・インフラストラクチャー・イニシアティブについて、各国政府、民間企業の共同出資によりシドニーに設置される本部が中心となることを明らかにした。