中国の海洋観測船「向陽紅09」が20日、青島市の母港を出港した。同船は江蘇省江陰市で有人潜水艇「蛟竜号」を搭載し、南西インド洋の2014−2015年「蛟竜号」試験的応用航行(中国大洋第35回航行)の第2・3段階の任務に向かう。人民日報が伝えた。
蛟竜号は太平方北西部のコバルトリッチクラスト探査契約区、南西インド洋などの海域で潜水作業を実施する。コバルトリッチクラストと多金属硫化物の資源調査を中心とし、生物・環境などの基礎科学調査を並行して実施し、大洋資源評価および深海科学研究の資料とサンプルを収集する。また、超短基線(USBL)測位システムの性能および作業ツールの検証を行い、同船の技術性能と作業能力を高め、作業フローを規範化し、実用化に必要な技術保証チームと科学者チームの育成を継続する。さらに大型深海装備の開放・共有などの、管理・応用体制を模索する。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月21日