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蛟竜号が潜水、采薇海山の生物分布状況を把握

人民網日本語版 2014年07月22日10:55

有人潜水艇「蛟竜号」は21日、2014年試験的応用航行の4回目の潜水を実施し、采薇海山区の生物分布状況を調査した。人民日報が伝えた。

米国は以前、ハワイ海山列の1800メートルより浅い海山の海底生物分布状況を調査し、分布に最も影響を及ぼすのが水深であると判断した。試験的応用航行の首席科学者、国家海洋局第二海洋研究所研究員の王春生氏は、「今回の采薇海山における水深1400−2500メートルの生物分布状況の調査により、水深は分布に影響を及ぼす最も重要な要素ではないことが明らかになった。これは人類の、海山の海洋生物分布法則に対する理解を促進する」と指摘した。

今回の潜水ではコバルトリッチクラストを観察し、高画質の画像と映像を撮影し、コバルトリッチクラストの北側が主に水深1540−1850メートルの間に分布していることを確認した。蛟竜号はさらにこれまで得られた中で最大・最重量の岩のサンプルを持ち帰った。これは蛟竜号が海底で簡単なサンプルを採集できるだけでなく、強い負荷のかかった作業にも耐えうることを意味する。

今回の潜水では、クラストと岩を7個、沈積物のサンプルを2本分、海底水のサンプルを8リットル、生物のサンプルを7点収集した。蛟竜号の最大潜水深度は2414メートルに、作業場所の水深の差は過去最大の800メートル以上に達した。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月22日

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