実店舗における小売販売が軒並みネット販売に大打撃を受ける中、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングはこのほど、喜ばしい業績を発表した。同社の第1~3四半期(9ヶ月)の決算によると、累計の売上収益は前年同期比23.9%増の1 兆3千億円、営業利益は同35.5%増の1892億円に達した。特に海外市場では大幅な増収増益を実現し、同期の海外ユニクロ事業の売上収益は 4818 億円(同 47%増)、営業利益は 519 億円(同55%増)となった。北京商報が伝えた。
大幅な増収増益により、同社はファストファッションにおけるリーダー的存在となった。カジュアルファッション・ブランドのユニクロは、中国でもいたるところに店舗を開設している。しかし、経済の減速や市場の飽和などに伴い、将来的には単純に店舗を増やすだけで収益が得られるファストファッションの時代は過ぎ去り、成長の低迷期が訪れると見られる。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月13日