日産自動車はこのほど、世界規模で進めてきた北米産「ティアナ」などのリコール(回収)の対象を拡大し、これにより対象車は5万9千台になった。中国網が米デトロイト市のローカルニュースサイト・デトロイトニュースの報道として伝えた。
今回の対象車は2013~16年モデルのティアナ(北米ではアルティマ)、16年モデルの「マキシマ」の一部、ロシアで製造された14~16年モデルのティアナの一部だ。対象車にはすべてV6エンジンが搭載されている。
日産が米国の安全関連機関に提出した文書によると、対象車は衝突時にガソリンタンクと燃料供給部品との間に燃料が漏れ出し、発火するおそれがあるという。
日産によると、今回の欠陥は衝突テスト中に今回の発見されたもので、実際の走行中に故障が起きたとの報告はまだ受けていない。リコールは2カ月以内にスタートし、ディーラーが対象車に補強リングを装着して、燃料が漏れないようしっかり固定するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月28日