2015年9月10日  
 

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ホンダの伊東孝紳・前社長、激動の1年を経て退任 タカタ問題で打撃

人民網日本語版 2015年09月10日08:16

9月、世界の自動車市場の視線はドイツ・フランクフルトに集中する。2015年第66回フランクフルトモーターショーが9月15日に開幕する。世界の自動車産業のオリンピックとも呼ばれる同モーターショーは、自動車メーカーが熱い戦いを繰り広げる舞台となる。

しかし、全てのメーカーが順風満帆というわけではない。自動車産業の移り変わりに伴い、各メーカーも「世代交代」の時期を迎えている。新顔が登場する一方で、かつては大きな勢力を誇っていた「ベテラン」が、モーターショーの隅に追いやられようとしている。

ホンダ前社長の伊東孝紳氏にとって、2015年はまさに「薄氷を履むが如し」と形容するのにぴったりな年となった。

2009年にホンダの代表取締役社長に就任した伊藤氏は過去3年間、ホンダグループの長年にわたるサプライチェーンの改革に取り組み、コストを削減すると同時に、多くの最先端技術を発掘してきた。しかし、このことがホンダと長期的に協力関係にあった国内のサプライヤーおよびホンダの元幹部の不満を買った。このほか、2015年には複数の主力モデルの品質問題によって世界的な大規模リコールを実施、伊藤氏へのプレッシャーは倍増した。伊藤氏を社長の座から下ろそうとする元幹部も多かったと聞く。


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