ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正操作に関するスキャンダルが波紋を広げている。23日には最高経営責任者(CEO)のマーティン・ウィンターコーン(Martin・Winterkorn)氏が辞任を表明した。中国国際放送局日本語版が伝えた。
ウィンターコーン氏は「ここ数日に起きたことにショックを受けた。VWが新しいスタートを必要とする。自らの辞任をそのきっかけにしたい」と話した。
現在、米司法当局が刑事犯罪の疑いもあるとして捜査に着手したほか、韓国やフランス、イタリアなども踏み込んだ調査を実施している。米国内の調べによると、違法なソフトウェアを搭載したVW社の一部自動車が、排ガスの検査時には汚染物質を基準以下に抑える一方、通常走行時には基準の最大40倍を排気することが明らかになっている。この排ガス不正操作をVW社も認めている。(編集SC)
「人民網日本語版] 2015年9月24日