中車青島四方機車車両株式有限公司(以下、同社)が独自に開発した高冷地用動車組(新型高速列車)「CRH2G」が11月10日、中国国家鉄路局の「型番合格証」と「製造許可証」を取得した。これは同車両が3年弱の開発・実験・走行試験の試練を乗り越え、正式に市場進出の「通行証」を手にしたことを意味する。中国新聞網が伝えた。
同車両の3年弱の開発期間中、大量の試験・研究が実施され、車両の技術性能が全面的に検証された。うち耐低温試験は67項目、耐砂塵試験は16項目、高標高試験は6項目。
同社の程建峰・チーフデザイナーによると、同車両の時速は250キロで、8両編成。マイナス40度から40度までの、極端な気象条件下でも正常に運行できる。同車両に使用される材料、潤滑油、電気部品は、マイナス40度の耐低温試験に合格しており、耐低温能力を高めている。同車両は年末までに、中国の蘭新高速鉄道(甘粛省蘭州市―新疆ウイグル自治区ウルムチ)で正式に運行を開始する見通し。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月11日