中国南車株洲電力機車研究所が開発した永久磁石同期けん引システムがこのほど、中国南車青島四方株式公司で初の軌道上の運行に成功し、中国鉄路総公司の審査に合格した。今後は、列車全体の試験と運行の審査が実施される。この列車は30万キロの試験運行を経た後、2016年に乗客輸送を実現する見通しだ。中国産の「永久磁石高速列車」がお披露目されるのはこれが初めてで、中国が高速列車用永久磁石けん引システムの技術を把握した、世界でも数少ない国になったことを意味する。人民日報が伝えた。
高速列車用永久磁石けん引システムは、次世代列車けん引システムと呼ばれており、国内の永久磁石けん引システムの最高水準を示す。中国南車株洲電力機車研究所副総経理の馮江華氏は、「永久磁石同期けん引モーターは従来の交流モーターと比べ、回転速度が安定し、効率性と信頼性が高いなどの特長があり、10%以上の省エネ効果がある」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月14日