中国・タイ間の鉄道協力プロジェクトの始動式が19日にタイ・アユタヤで行われた。双方は今後、タイで初めてとなる標準軌の鉄道の建設で協力を進める。中国にとって、中国・ラオス間の鉄道プロジェクトに続く、鉄道産業および鉄道技術標準の総合的海外進出の重大な成果となる。人民網が伝えた。
中タイ鉄道協力プロジェクトの鉄道は全長845キロメートル、運行時速180キロメートル、最高時速250キロメートルで、すべて中国の技術、標準、設備を用いる予定だ。
国務院の李克強総理は19日、タイのプラユット・チャンオチャ首相と相互に祝辞を送り合い、プロジェクトの始まりを祝福した。
李総理は祝辞の中で、「中国とタイが鉄道プロジェクトを展開することは両国の発展ニーズと共同の利益にかなうものであり、地域の相互連携・相互接続の促進にとって重要な意義がある。双方の1年に及ぶ共同の努力を経て、協力は重要な進展を遂げた。双方が引き続き努力して、鉄道協力プロジェクトの順調な実施を確保し、中国、ラオス、タイを結ぶ『大動脈』の一日も早い貫通のために着実な基礎をうち立て、地域の協同発展と人々の福祉を促進することを願う」と述べた。
プラユット首相は祝辞の中で、「タイ・中国両国の関係は密接で、文化的に通じるところがある。鉄道協力プロジェクトは両国の実務的協力におけるまた一つの成功例であり、未来の両国がより密接な協力を展開するための重要な基礎固めをするものであり、人々の福祉と国の競争力の向上を助けるものであり、地域経済の発展・繁栄を促進することになる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月20日