上海の雑誌「咬文嚼字」編集部が15日、2015年度流行語トップ10を発表した。「咬文嚼字」執行編集長の黄安靖氏は「今年の流行語トップ10も、流行、革新、文明の3つの基準から成る『選考原則』に則って選考している」とし、「低俗で下品なもの、社会規範に適さない用語は選考外としている。我々の選考する流行語は社会に推薦し、広めていきたいという思いがあり、社会規範に適さない用語は推薦や普及させる類のものではない」と語った。新聞晨報が伝えた。
「咬文嚼字」2015年度流行語トップ10
1.獲得感
「獲得感」とはある利益を得たあとで生じる満足感。2015年2月27日、習近平総書記が中央改革全面深化改革指導グループの第10回会議で「改革任務の各項目を科学的に統括していく上で、スローガンとなり得て、構築可能、民衆も認める、確かで実質的な方法を打ち出し、改革のうま味を十分に見せることで、民衆はさらに多くの『獲得感』を得られるだろう」と指摘した。「獲得感」という言葉はたちまち流行し、その使用範囲も固まりつつある。その多くは民衆が共有する改革の成果による幸福感を指す。