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アジアの億万長者番付に女性が増加

人民網日本語版 2015年12月17日16:12

スイスのUBSとプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の最新調査の結果によると、アジアの億万長者番付に入選する女性の数が増え続けており、しかもその過半数は裸一貫から財を築き上げたという。新華網が伝えた。

米CNBCの報道によると、UBSのウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門のクロスアセットストラテジスト 、ジェームズ・パーセル氏は「アジアの女性億万富豪のうち、裸一貫から財を築いた人が50%を上回り、一族の富を築き上げたとされる人物が95%以上を占める。つまり、彼女たちは富の創造を自ら推進してきたことを意味する」と指摘する。

調査結果によると、アジアの女性億万富豪の数は2005年の3人から2014年には25人にまで増加、そのうち約半数が「富豪一代目」だ。

アジアの女性富豪が飛躍する業界のトップ3は上から順に、不動産、工業、健康業界だった。

パーセル氏は、「アジアと違い、ヨーロッパでは裸一貫から財を築いた女性富豪は10%にも満たない。家族の遺産を引き継いだ女性富豪は米国では81%、欧州では93%を占める」と指摘する。

全体的にみると、世界の女性億万富豪の数は1995年の22人から2014年の145人に増加している。

だが、家族から相続した財産であっても、女性富豪達はその経営に大きな自信を見せている。報告によると、「夫あるいは父親から『ビジネス帝国』を受け継いだ女性は、男性継承者よりもさらに主体性を発揮している。単に業績を受け継ぐのみならず、時には企業をより高いレベルへと発展させるケースもある」という。

報告によると、富や勢力のある家柄は近頃、企業経営において娘により多くの役割を担わせようとしている。家族の利益を守るため、性差別なく継承者を考慮することは、戦略的な方針とみられているという。

ただ、世界の男性の億万富豪の数は依然として女性をはるかに上回っており、1995年の22人から、2014年には1202人に達した。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年12月17日

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