中国中央テレビ(CCTV)の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組)は30年余りの歴史を持ち、すでに中国人にとって新年の習慣となっている。
大晦日の7日夜に「春晩」の放送に伴い、プラスのエネルギーを伝えるなど新たな芸術方式の示し方も視聴者に注目された。今年の「春晩」の総監督・呂逸涛氏によると、今年の「春晩」は「あなたとわたしの中国の夢、ややゆとりのある社会の全面的建設」とのテーマをしっかりと押さえ、全国の人々の昨年の忘れがたい記憶を表現し、全国各族の人々が党中央の指導の下「中国の夢」を実現する揺るぎない決意を示し、「第13次五カ年計画」のスタートの年、およびややゆとりのある社会の全面的完成の最終段階における必勝の決意を示した。
今年の「春晩」では、泉州、西安、広州、フルンバイルの各会場から各地の特色ある番組と新年の挨拶を見ることができる。分会場の設置は「東西南北中、全民大聯歓」の理念をより良く実現するためだ。この理念を際立たせるため、今年の「春晩」の南方番組も、蘇州の評弾、南西少数民族の歌舞などを増やしている。
「春晩」は中華伝統文化を示す大舞台でもあり、歌曲『華陰老腔一声喊』は現代音楽の要素と北西民間芸術を一体化した斬新な形式で観衆に極めて強い芸術的印象を与えた。また、CCTV網を通じて、新たなメディア配信の方法を通じ、先進的なインターネット手段で若い観衆も引きつけた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月8日