中国の劉振民外交副部長(外務次官)は4日「中国は引き続きASEAN共同体の構築を揺るがず支持し、ASEAN統合を支持し、アジア地域協力においてASEANが中心的役割を発揮することを支持する」と表明した。中国新聞網が伝えた。
中国・カンボジア政府間調整委員会の第3回会議が同日北京で開催され、中国の楊潔チ国務委員とカンボジアのハオ・ナムホン副首相兼外交国際協力大臣が出席した。
劉氏は会議後「中国はカンボジアを支援し、ASEAN諸国を支援し、東南アジアの平和をしっかりと維持する」と指摘。「双方は、中国とASEAN諸国が南中国海問題をしっかりと処理し、『デュアルトラック』構想に基づくこと、つまり争いは直接の当事国による交渉・協議により平和的に解決し、南中国海の平和・安定は中国とASEAN諸国が共同で維持し、『南中国海における関係国の行動宣言』をしっかりと実行し、南中国海の航行の自由を確保し、南中国海が平和の海、友情の海、協力の海となるよう確保することを確認した」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月5日