2015年度の日本の「新語・流行語大賞」の年間大賞を獲得した「爆買い」という言葉は、すでに中日関係史において無視することが困難なほどの言葉になっているが、中日両国に複雑な感情をもたらしており、中国では多くの人が何とも言えない気持ちを抱いている。湖北省の医薬品企業の経営者は最近、「日本まで行って風邪薬を購入するのは中国の製薬会社にとって屈辱だ」と語る。日本では中国人の「豪快さ」を手を叩いて喜んでいる人がいるが、「日用品を買い占める」、「マナーを欠くことが多い」などの指摘や中国人による「爆買い」がなくなるのではないかとの懸念も上がっている。環球時報が伝えた。
今年、日本は中国人観光客の「爆買い」ピークを迎える?
「中国の春節(旧正月、今年は2月8日)長期休暇はまだこれからだが、訪日観光ラッシュは早々に始まっている」。日本の「産経新聞」紙の報道によると、先週末、日本各地の空港に到着した春秋航空のフライトはほぼ中国人で満席だった。
日本では春節商戦に備え、各大型商業施設は早くから戦闘態勢を整えている。在庫を確保し、「春節おめでとう」というラベルを貼り出すだけでなく、定着した銀聯カードの上にさらに中国のモバイル電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(WeChat Payment)」を売り出している。2月3日からは日本は2週間近くの間「祝・新春フェア」を開催し、前年比より売上高25%増、集客数40%増を達成するよう懸命に取り組んでいる。
昨年の春節は、数十万人の中国人が日本に押し寄せ、「爆買い」という言葉が広まり、年間を通して流行した。日本政府観光局の統計では2015年の訪日中国人は前年に比べ倍増し、延べ500万人に達した。訪日観光客全体の買物消費額は1兆4500億円、そのうち中国人観光客は55%を占め、一人当たり31万円を消費しており、訪日観光客のなかではトップを占めている。
30年前、農家が日本の「爆買い」をリード
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