アジアインフラ投資銀行(AIIB)の公式サイトは5日、5名の副総裁を正式に選出したと発表した。それぞれイギリス、韓国、インド、ドイツ、インドネシア5カ国の出身者だ。環球時報が伝えた。
英「フィナンシャル・タイムズ」紙の5日の報道によると、英財務省首席担当官ダニー・アレキサンダー(Danny Alexander)氏が、AIIBの副総裁に就任し、銀行の対外連絡事務や会議事務を担い、特に銀行管理層や理事会間の連絡業務に携わるという。
韓国産業銀行(KDB)の洪起沢(ホン・ギテク)会長がAIIBの副総裁に就きリスクマネジメントを担当するという情報は、3日の時点で韓国政府が明かしていた。
ドイツのヨアヒム・フォン・アムスバーグ(Joachim Von Amsberg)氏は政策・戦略を担う。AIIBによると、同氏は世界銀行の上級職で25年のキャリアを有する経験豊富な人物だ。
また、インドのパンディア(D. J. Pandia)氏とインドネシアのLuky Eko Wuryanto氏はそれぞれ投資と行政を担う。両者はいずれもシニア公務員。パンディア氏はインド政府で30年にわたり電力、民航、電子情報といった分野で外資誘致に取り組んできた。Luky Eko Wuryanto氏はインドネシア政府で20年以上勤め、現在同国のインフラ建設の加速と地域開発を担う副長官を務める。
ロイター通信は5日、AIIBの金立群総裁の話を引用し、「異常なまでに強大で奉仕精神のあるチーム。経験豊かで専門的だ」と伝えている。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年2月6日