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人民網日本語版>>経済

消費者はなぜ「近くより遠く志向」?

人民網日本語版 2016年02月06日08:40

春節(旧正月、今年は2月8日)が間近に迫り、国境を越えた消費の情熱に再び火がついた。最新のデータによると、2015年の中国人海外旅行客はのべ1億2千万人に達し、銀聯カードの海外消費額だけでも1兆1千億元(約19兆5430億円)を超え、海外消費の規模が再び記録を更新した。同じ消費であっても、なぜ人々は「近くより遠くを志向する」のだろうか。専門家は、「対外貿易と投資という2台の『馬車』が持続的に低迷する中、消費は今や経済成長を牽引する文字路通りの『安定装置』であり『船底の重し』だ。今は供給力を絶えず高め、消費者のためによりよい国内消費環境を創出し、国境を越えた消費を適切に回流させることが必要だ」と話す。「人民日報」海外版が伝えた。

▽盛り上がる国境を越えた消費 問題も多々

最近、米国のオンライン決済サービス企業のペイパルと調査会社のイプソスが共同で発表した世界の国境を越えた貿易の報告書によると、中国のインターネットショッピング利用者の35%が、2015年に海外通販で商品を購入したという。14年は26%だった。

国境を越えた消費は盛り上がりの中にも背後にある問題点が見え隠れする。中国消費者協会がこのほど発表した分析報告によると、ここ数年、国境を越えた消費の苦情が激増している。15年の苦情は主に、▽海外旅行で、一部の旅行者やガイドが消費者をだましたり、強制的に商品を買わせたりする行為▽国境を越えた通販や代理購入の商品にみられる品質の問題▽国境を越えで購入した商品のアフターサービスが整っていないこと、の3点をめぐるものだったという。

中国国際貿易促進委員会研究院の趙萍研究員は、「国境を越えた消費の規模が絶えず拡するのにともない、かねてより存在する消費者の権利保護や安全性などの問題がより頻繁にみられるようになった。注意しなければならないのは、一連の国境を越えた消費の問題が徐々に常態化していることで、消費者はこうした問題の防止に特に注意を払うと同時に、理性的でない消費を避け、国境を越えた消費を無計画に行わないようにする必要がある」と話す。


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