中国の司法主権は当然尊重されるべき (2)

公的人物の一挙一動は法治に対する人々の理解と想像に影響を与える。だが近年、いわゆる「人権」あるいは「権利を守る」との名目で社会秩序と激しく衝突する行為は、すでに中国人の法治観の形成に悪影響を与えている。例えば、陳情・直訴のために長期間居座ったり、権利を乱用して不当な要求をしたり騒ぎを起こしたりする行為を「権利を守る」と言い、法廷秩序の破壊を「公正でない司法への抵抗」と曲解し、さらには人々をミスリードする一方的解釈によって社会感情を煽動し、社会対立を引き起こし、中国の法治の進歩を害している。それなのに、このような行為を一部の国は支持している。一部の国は「人権」の名の下、中国の司法主権に干渉している。「靴がぴったり合うかどうかは自分で履いてみて初めて分る」。どの国の人権保障も自国の国情に基づき、自らの発展に適したモデルと道を選択する必要がある。西側の歴史的伝統と生活経験をかたくなに中国に適用し、人権に対する西側の理解をいわゆる「普遍的価値」へと無限に拡大すること自体が、西側中心主義の傲慢の表れだ。一歩下がっても、中国の司法機関に公正な裁判ができるという信頼さえ無ければ、傲慢だけではなくなる。

人権問題の政治化は国際社会で長く行われてきた。一部の国は明らかに不名誉な人権に関する記録がありながら、人権問題においてダブルスタンダードで、他国の人権問題についてとやかく言う。西側諸国が人権を持ち出すのは、私利を追求する自らにかぶせた世界を欺く華麗な仮面に過ぎない。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年3月15日