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習近平主席のチェコ訪問が伝える4つの重要なメッセージ

人民網日本語版 2016年03月25日11:22

国交樹立から67年で、中国の国家主席が初めてチェコを公式訪問する。中国の劉海星外交部長助理(外務次官補)は24日の国内外向けプレスブリーフィングで、今回の訪問について、欧州に対する重大な外交活動だと指摘した。人民日報が伝えた。

具体的には、この「重大な外交活動」は4つの重要なメッセージを伝える。

欧州は一貫して中国外交の重点の1つだ。過去3年余りの習近平国家主席の訪問活動を振り返ると、2014年3月にオランダ、フランス、ドイツ、ベルギーを訪問し、EU本部も訪問した。2015年10月には英国を訪問した。チェコ訪問によって、習主席は新旧欧州に対する外交の「全カバー」を実現する。

中国・欧州関係の発展におけるチェコの独特の役割を中国は重視している。チェコは中・東欧の重要な国であると同時に、EU加盟国でもある。この二重の立場によってチェコは中・東欧および欧州に対して広範な影響力を有している。訪問中、両国は経済・貿易、インフラ、金融、衛生、航空、科学技術などの協力協定に調印し、累計金融は60億ドル前後に達する。

「一帯一路(1ベルト、1ロード)」建設は中国と欧州諸国双方にとって重要な発展の契機だ。「一帯一路」沿線国である中・東欧諸国は「一帯一路」イニシアティブにいずれも高い関心を示し、自らの発展戦略との積極的な連結を図っている。昨年末に蘇州で開催された第4回中国―中・東欧諸国首脳会議で発表された「中国―中・東欧諸国協力中期計画」は、「16+1協力」が中国・欧州関係の新たな目玉となり、「一帯一路」の模範となることを明確に示した。習主席は訪問時にチェコの指導者と「一帯一路」建設について話し合うとともに、中国と中・東欧諸国の協力について提案を示す。

中国の急速な発展は欧州諸国にチャンスをもたらしている。中国自身の産業の高度化、および一連の新たな構想に伴い、欧州は中国経済の発展が欧州にもたらしうるメリットへの関心を高め、対中交流への積極性も高めている。「現在欧州全体の経済状況は余り安定しておらず、回復は困難だ。欧州は中国の市場と投資に対する需要が非常に大きい」。中国国際問題研究院欧州研究所の崔洪建所長は「こうしたチャンスが相互的なものであることを強調しておく必要がある。欧州との協力を通じて、中国は自らの経済発展と産業構造の高度化を促すことができる」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年3月25日

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