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90後と00後がアニメ消費の中心層に

人民網日本語版 2016年05月24日09:53

交通違反をして警察に止められた若い男性が、「銀河系の王室から来た」と主張する動画が最近、中国のネット上で拡散し、「アニメか小説に洗脳されてしまっている」と話題になっている。アニメや漫画は現在、「二次元文化」というおしゃれな名前が付けられている。中国の調査会社・易観智庫が最近発表した報告書によると、「二次元」のユーザーは、「90後」(1990年代生まれ)や「00後」(2000年代生まれ)を中心層とし、2016年には、「二次元」コンテンツのアクティブ消費者は8028万人規模に達すると見られている。揚子晩報が報じた。

ユーザー1人当たり二次元コンテンツに年間1700元

三次元とは生活している現実の世界で、二次元はアニメの世界。今では、「二次元」は、アニメや漫画、ゲーム、小説、バーチャルアイドル、それらの関連商品など、幅広い分野を指す言葉となっている。これまでずっと、「二次元」は、一部の人に好まれる「サブカルチャー」と見られてきた。

「弾幕」、「入坑(ハマる)」、「脳洞(脳内補完)」、「前方高能(来るぞ来るぞ)」、「中二病」、「空耳」などの流行語は、「二次元」の世界から発生し、ネットユーザーの間でも広く使われるようになった。「二次元」は現在、一部の人に好まれる「サブカルチャー」から、主流文化へと浸透し、ひいては商業にまで広がっている。

易観智庫が最近発表した「2015-2016二次元産業特定項目研究報告書」によると、二次元のユーザーは、90後(1990年代生まれ)や00後(2000年代生まれ)が中心層。主に北京や上海、広州、深セン、省都に多い。また、二次元ユーザーは、漫画や写真、人形、ゲーム、さらに声優やバーチャル歌姫などのコンサートなどの二次元コンテンツに、お金をかけることを惜しまない。統計によると、二次元カルチャー分野に、二次元ユーザーは毎年平均1700元(約2万8300円)を費やす。


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