外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で「上海協力機構は南中国海問題で中国の立場を支持して、国際社会の客観的で公正な意見を体現した」と表明した。
【記者】上海協力機構外相会議は24日、南中国海問題で中国の立場を支持するプレス・コミュニケを発表した。これについてコメントは。
【華春瑩報道官】上海協力機構は重要な地域組織であり、創設以来、地域の平和・安全・安定の維持と保障、民主的で公正かつ合理的な国際政治・経済新秩序の構築に重要な貢献を果たしてきた。
現在、フィリピンの南中国海仲裁裁判はすでに南中国海の平和と安定に影響を与え、地域の海洋秩序を損なう際立った要因となっている。この裁判は南中国海問題の基本的事実を無視し、「法の支配」の名の下に法の支配を破壊する行為であり、責任あるどの国や組織も受け入れられないものだ。
上海協力機構の立場は時宜にかない、この問題に対する国際社会の客観的で公正な意見を体現しており、南中国海問題の処理について中国と関係国がすでにいたった二国間および地域の共通認識と一致し、各国が交渉と協議を通じて争いを解決するという普遍的な国際的慣行と一致し、真の国際的な法の支配の精神を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月26日