第5回中国・欧州政党ハイレベルフォーラムに出席した欧州側代表は取材に対して、南中国海問題について中国側の立場への支持と理解を表明し、フィリピンが一方的に申し立てた国際仲裁によって解決されるべきではないと述べた。新華社が伝えた。
ブルガリア国民議会副議長、ブルガリア社会党副党首のストヤノフ氏は「私は中国とフィリピンの政府が二国間の交渉によって共同の解決案を見出すことを支持する。強制的仲裁は南中国海問題解決の適切な方法ではない」と述べた。
ルーマニアのポンタ元首相は「南中国海の域外国は当事国が公正な対話の道に戻り、問題を適切に解決するよう手助けするべきだ」と述べた。
欧州左翼党のモラ副党首は「南中国海問題における中国の立場と政策は正しい」と述べた。
欧州社会党のスタニシェフ党首は「国際法に基づき各国が享受する航行の自由を中国が断固として維持していることを称賛する」と述べた。
複数の外国側代表は、南中国海における中国の島・礁建設、適切な防御施設の配備について過度に非難すべきものではないとの認識を示した。また、南中国海問題への米国の介入に警戒すべきだとも表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月19日