パキスタンのアブドラ・ラヒム大統領府事務局長は25日、新華社の取材に「パキスタンは中国が各国との交渉や友好的協議によって、領土や海洋をめぐる争いを平和的に解決することを支持する」と述べた。人民日報が伝えた。
アブドラ・ラヒム氏は「パキスタンを含むアラブ諸国は、今月の第7回中国―アラブ諸国協力フォーラム閣僚級会議での中国の王毅外交部長(外相)による演説に一致して賛同している。中国は南中国海問題の平和的解決に終始尽力している。パキスタンは地域に危機を引き起こそうとするあらゆる行為に反対する」と述べた。
また「中国の野望と覇権に関する主張には全く根拠がなく、地域に衝突と動揺を引き起こすための誹謗に他ならない」と強調。善隣友好を破壊するあらゆる行為を根絶し、安全、繁栄と平和共存の実現のために一致協力するよう各国に呼びかけた。
また「中国はかねてより各国との善隣友好関係の発展に尽力している。友好的な中国の人々は中国が責任ある国であることをすでに証明している。中国は他国の利益を侵犯せず、損なわないとの原則的立場を一貫して堅持し、これを踏まえて役割を発揮している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月26日