中国国際貿易促進委員会研究院が25日に発表した「2016年中国消費市場発展報告」では、今年の中国の消費の増加ペースは安定した増加傾向を維持し、通年の社会消費財小売総額の増加ペースは10%前後に達すると予想する。
同研究院国際貿易研究部の趙萍部長は、「供給側の構造改革が供給能力を増加させ、供給コストを引き下げ、これは供給不足がもたらす消費の増加のボトルネック問題を解決する上でプラスになる」と話す。
趙部長の見方によると、「今年は品質を重視した消費が急増し、通年では消費構造のバージョンアップに関連した品質重視の商品が急速な伸びを示す。従来型商品では、自動車と家電に次いで、家具や建築・装飾材料が引き続き消費構造バージョンアップの重要なベクターになり、社会消費財小売総額で最も急速な伸びを示す上位3品目に入る。新興型消費では、インターネット関連の商品が引き続き大人気で、ウェアラブル設備、ネットテレビ、タブレットコンピューター、スマートフォンが社会消費財小売総額の伸びを牽引していくことが予想される」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月26日