G20サミット開催100日カウントダウンを迎えた杭州 　準備作業の進展状況は？ (3)

○「美しい杭州」建設に向け600項目の環境整備プロジェクトを展開

「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり」と称えられる通り、杭州は昔から、その美しさで名声をとどろかせている。だが、サミットのような一大盛会を開催するとなると、世界中は杭州に「さらなる美」を期待することは間違いない。

G20サミット開催にあたり、杭州は、市政公共交通、都市道路、都市玄関、環境秩序など、環境整備・アップグレードに関するプロジェクト600項目以上を展開、都市玄関や都市外観・道路環境の様相の一新を目指している。

趙一徳氏は、「杭州は、サミット開催準備と都市環境の改善・有機的な都市アップグレードの推進とを結びつけ、都市のエネルギーレベルを高めることを目標としている」と指摘した。

美しくないものを美しくする上、すでに美しいものはより美しくしなければならない。西湖の夜景を彩るイルミネーションのアップグレード工事は、1回目の全体テストを終えた。杭州西湖の三島、蘇堤、西湖南部の群山が同時にライトアップされ、寒色と暖色の光を調節することで、西湖の四季が移り変わる優美な境地が表現される。銭塘江両岸のイルミネーション工事も全面着工、銭江一橋から三堡船閘の間にある江水、堤防、建物、緑化地帯が、色とりどりのイルミネーションに照らされ、燦然と輝く絵巻が10キロメートル以上に及び映し出される。