G20サミット開催100日カウントダウンを迎えた杭州 　準備作業の進展状況は？ (4)

○全国民の盛会 サミットによる恩恵を人々に

G20サミットを国民全体にとっての盛会とし、サミットによる恩恵を人々にもたらし、人々の獲得感を強めることは、サミット開催準備作業において杭州が徹底的に従うべき原則となっている。

杭州の主要歴史都市地区のひとつ、西湖に隣接する思鑫（シン）坊建築群は、深い歴史的由来があり、静かな環境と趣を備えたこの地には、かつては大勢の名士が集まったが、後にはその静けさが破壊され、混雑し、乱雑きわまる状態に陥り、無許可で営業している小さな飲食店が集まる地となり果てた。

杭州市上城区委員会の繆承潮・書記は、「サミット開催の機会に乗じて、思鑫（シン）坊の整備工事を全面的に推し進めている。最適化された環境で、サミットを迎えることで、市民もさらなる恩恵を受けることができる。思鑫（シン）坊の改造・アップグレード工事は昨年11月に着工、無許可で営業している飲食店を閉鎖し、違法建築物を取り壊し水道・ガス・電気設備を改造し、棄権住宅を整備・改修している」と話した。

思鑫（シン）坊と同じように、饅頭山コミュニティなど老朽化した各コミュニティも、お化粧直しが進められている。住民にとって、環境が美化され、大通りが清潔され、生活が心地良いものになることは全て、G20によって得られる恩恵と言えるだろう。（編集KM）

「人民網日本語版」2016年5月27日