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上海国際映画祭 映画産業の最新の動向に密着

人民網日本語版 2016年06月06日14:22

第19回上海国際映画祭が2016年6月11日から19日にかけ、上海で開催される。上海国際映画祭は中国国内唯一の国際A級映画祭、世界9大国際A級映画祭の一つであり、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭などの著名な映画祭と並び称される。顕著な特徴と豊かな映画文化を誇り、国内外の多くの映画関係者が出席する。上海国際映画祭が映画産業の最新の動向に密着していることは、その大きな特徴の一つであり、見どころだ。新華網が伝えた。

上海国際映画祭のイベントは各種様々だ。コンペティションのほか、映画フォーラムや映画上映にも特色と見どころが集中している。映画産業研究専門家で北京電影学院客員教授の劉嘉氏によると、上海国際映画祭のフォーラムは映画業界のホットな話題を取り上げ、映画産業発展の現状に密着し、映画産業の内在的な前進を推進する。専門家や学者を招き注目の話題について討論を行うほか、業界の抱える問題や方向性について模索し、映画産業の発展のために様々な提案を行う。

上海国際映画祭はフォーラムの他、映画プロジェクトの面にも映画産業の発展推進の動きが見られる。上海国際映画祭・映画プロジェクトベンチャーキャピタルは、アジア地域において影響力を持つ映画プロジェクト融資市場であり、今年は創設10周年に当たる。この10年間、映画プロジェクトベンチャーキャピタルは40作品以上の映画製作に投資しており、「我的唐朝兄弟」「■好,樹先生」(■は人べんに爾)「鋼的琴」「白日焔火」「忘了去懂你」→」「忘了去▲■」「▲はりっしんべんに董、■は同上」「十二公民」「少女ナタ」「師父」などの優秀作品を輩出している。近年は「氷河追凶」「紐約紐約」「致命倒数」「盛先生的花児」「愛的保存期限」「未択之路」「勝利十一人」などのプロジェクトもクランクアップ、あるいは公開されており、業界から幅広い注目を集め、認可されている。劉嘉氏は取材に対し、「上海国際映画祭は20世紀末から運営の産業化に取り組み、映画市場のマッチングプラットフォームとなり、資本・映画関係者・映画プロジェクトを真の意味で結び付け、映画プロジェクトが資本を、また資本が映画プロジェクトを見つけ出せるよう支援してきた」と語った。

上海国際映画祭はまた、市場のニーズがある映画のタイプを発掘し、映画産業に啓発をもたらし、成功する映画のタイプを研究・追跡している。劉嘉氏は「映画祭にはそれぞれの位置づけというものがある。100%純粋な商業映画というものはなく、産業を推進する部分を何がしか見つけることができる。例えば『瘋狂的石頭(クレイジーストーン)』はかつて、上海国際映画祭で大きな成功をおさめた。その後、コメディ映画が台頭し始め、映画は商業映画の大作ばかりとは限らないと人々に気付かせることができた。芸術的にも商業的にも成功を収めた映画もある」と指摘する。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年6月6日

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