映画の饗宴となる6月の上海で2日、上海国際映画祭の記者会見で今年の金爵賞審査委員会リスト、ノミネート作品およびアジア新人賞ノミネート作品が発表された。今年は合わせて14本の映画が金爵賞のノミネート作品となり、14本の映画がアジア新人賞にノミネートされた。人民網が伝えた。
今年は114の国と地域から2403本の応募映画があり、最終的に14作品で金爵賞コンペティション部門の賞を争う。ノミネート作品には米国で有名なブルース・ベレスフォード監督の「MR.CHURCH」、ドイツで有名なヴェルナー・ヘルツォーク監督の「SALT AND FIRE」、ポーランドの巨匠であるヤン・ヤクッブ・コルスキ監督の新作「FOREST, 4 AM」、日本の阪本順治監督の「団地」などが含まれる。
金爵賞以外にも、アジアの映画人の新人発掘と支援を目的とするアジア新人賞も同じく注目が集まる賞だ。有名監督の爾東昇氏に率いる新人賞審査委員会は、今年は中国、韓国、インド、イスラエル、イラン、タイなどの国と地域の16作品をノミネート映画として迎えている。なかでも陳思誠監督がメガホンを握り、劉昊然(リウ・ハオレン)主演の「唐人街探案」は最優秀映画賞、最優秀脚本賞、最優秀男優賞の三つの賞にノミネートされている。今月上映される郭富城(アーロン・クオック)の新作「天亮之前」も最優秀映画賞にノミネートされている。また文章(ウェン・ジャン)は新作「陸■知馬俐」(■は品の「口」を「土」)で最優秀監督賞にノミネートされている。
6月11日には第19回上海国際映画祭が開幕し、レッドカーペットでの開幕式が上海大劇院で開かれる。(編集YX)
「人民網日本語版」2016年6月7日