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京都、日本漢字博物館・図書館が完成 若者が漢字に触れる場に (2)

人民網日本語版 2016年06月07日14:46

程大使は挨拶の中で、漢字の起源やそこに宿る文化を紹介し、「文字は人類の知恵の結晶。長い歴史の中で残されてきた古代文字の中で、漢字だけが今に至るまで受け継がれ、そのまま用いられている。漢字は、長い歴史を誇る中華文明の文化と歴史の変化を記録し、東アジア諸国や民族の文化交流、融合を力強く促進している。そして、東アジア文明の発展と進歩のために、大きな貢献をしている」と語った。

さらに、「現在、日本では毎年、200万人以上が漢字能力検定を受けている。また、中国語検定試験HSKの受験者の3分の1が韓国人。中日韓の3国は2014年、共通して使用する常用漢字808字を選定し、発表した。このように、漢字は今でも、強い生命力を維持し、東アジア各国の国民の感情を結び合わせ、交流を促進させる重要なツールとなっている。今回の漢字博物館オープンは、日本の若者が漢字を好んで学ぶよう促すほか、漢字文化の伝承の点でも大きな意味を持つ。そして、漢字能力検定協会が同博物館を設立したことをきっかけに、中日の文化交流が積極的に促進され、漢字を中心とした東アジア文明の継承と発展において一層大きく貢献することが期待されている」と述べた。

高坂会長は、竣工式の挨拶の中で、「当館の完成をきっかけに、一層多くの若者が漢字に触れ、漢字を学び、漢字を好きになってくれることを願っている」と述べた。また、福田康夫元首相やユ大使なども挨拶の中で、漢字の東アジア各国の文化の伝承における重要な意義を強調した。

竣工式に出席する前、程大使は、福田元首相やユ大使と、毎年「今年の漢字」が発表される清水寺を見学した。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年6月7日


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