スイスのコンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」はチューリヒで2日、「2016年世界国籍インデックス(QNI)」を発表した。中国は第60位で、国籍「高品質」国に入った。首位はドイツだった。環球時報が伝えた。
スイス紙Tages-Anzeigerの3日付報道によると、今年の評価対象となった国・地域は計182で、首位に立ったのはドイツだった。第2位以下は順に、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン・アイスランド(同順位)だった。米国は第28位、日本は第30位、韓国は第36位。下位に並んだのは、アフリカと中東の国・地域が多勢を占めた。最下位から5番目までは順に、コンゴ民主共和国、中央アフリカ、エリトリア、スーダン、ブルンジ。
中国の国籍は「高品質」ランクの第60位だった。中国のQNIは2012年の68位から上昇し続けている。その理由は、国内経済の持続的な成長と、ビザ免除国・地域が増加の一途をたどっていることにある。
QNIと一般的な「パスポートの価値ランキング」との間には、やや違いがある。QNIの参考基準はより全面的で、「内在的価値」と「外在的価値」の2つの部分で構成されている。「内在的価値」とは、経済指数と人類発展指数(平均余命や成人の識字率など)で、「外在的価値」は、海外に定住する自由度や海外旅行の際の自由度のことを言う。QNIランキングでは、各国のQNIが「超高品質」「高品質」「中品質」「低品質」の4ランクに分類されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月7日